藤の花というと、紫色を思い浮かべますが、白い花も気品があって素敵です。
むしろ白いほうが青空に映えて見応えがあるかも。
新潟は燕市に大白藤で有名な安了寺があります。
新潟県では、藤の花というと北方文化博物館が有名すぎて地元の人以外にはあまり知られていませんが、北方文化博物館と同じくらい壮大な白藤があります。
お寺自体は、御朱印等もやっておらず、地元の檀家さんたちが守っている小さな寺院の印象ですが、藤のシーズンになると、白藤目当てにたくさんの人で賑わいます。
安了寺
安了寺は、浄土真宗の流れを組む真宗佛光寺派のお寺です。
江戸時代の文政年間の火災で古文書が全て燃えてしまったそうで、いつ建立されたのか等の歴史がわからなくなっている模様。

入ってすぐのところにこんな看板があり、何やら宗門紛争が勃発した際に、転派の決意表明のために白藤が植えられたんだとか。
大白藤
そんな大白藤は樹齢300年の大樹(公式サイトだと350年になってる)。


樹がでかすぎて、鉄骨で支えられていてなんとも言葉にできない迫力があります。
捕らえられた生き物みたいな雰囲気。
今年行った日の天気が悪く、なかなか伝わりづらいため、数年前の晴天時の写真がこちら↓

根元のところ本当にすごい。
綺麗で美しいんだけど、うっそりと怖い感じがします。
見学してる人も、言葉少なに。
なお、頭上で熊蜂さんがめっちゃぶんぶんしているので、みんな頭低めに歩いています。
彼らは、こちらが攻撃しなければ何もしてこないただ蜜を集めているだけの心優しい蜂、、、とはいえ飛翔音は恐ろしく、人類と相容れないことを肌で感じます。

天気悪いと映えませんが、とても良い香りがして美しいです。
天気が良かったときバージョン↓。


本当に大きく立派な白藤。
とても見応えがあります。
今年は友達と北方文化博物館(紫藤)と安了寺(白藤)をはしごしたのですが、どちらも甲乙つけがたいほど綺麗でした。
藤のシーズンはせっかくですからどちらも行くことをお勧めします(車で40分ほどです)。
おすすめ層、滞在目安時間など
ファミリー : ★ ★ ☆ ☆ ☆
⇒ 子どもは飽きちゃうかな。熊蜂も怖がる。
友達 : ★ ★ ★ ★ ☆
⇒ 植物が好きな人と行くと盛り上がる。
カップル : ★ ★ ★ ☆ ☆
⇒ 藤しかないのでそう長くはいられない。
高齢者 : ★ ★ ★ ★ ☆
⇒ 移動距離も短く、穏やかな時間を過ごせます。
・藤が好きで圧倒されていたり、写真を撮りまくっていると1時間
・普通に眺めるだけだと30分
交通アクセス
安了寺は、燕三条駅から車で15分ほどの立地にあります。
白藤シーズンは臨時駐車場が設けられますが、どれも結構止め辛いのでご注意。